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2021.12.16

【セミナーレポート】新規事業開発セミナー「プロトタイピングとビジネスモデル・マネタイズを学ぶ」(令和3年10月8日)

令和3年10月8日に、新規事業開発のノウハウを学んでいただくためのセミナーを開催しました。今回のテーマは「プロトタイピングとビジネスモデル・マネタイズを学ぶ」です。セミナーの様子をご紹介します。

セミナー概要
テーマ①:プロトタイピングの方法
テーマ②:ビジネスモデル・マネタイズ
対象:
・効果的なプロトタイピング(段階的な仮説検証)の方法を身につけたい方
・新製品・サービスの価格設定のポイントを理解したい方
・ビジネスモデル・マネタイズモデルの考え方を理解したい方
講師:株式会社アルファドライブ シニア・ディレクター 白杉 大 氏
   株式会社アルファドライブ高知 代表取締役社長 宇都宮 竜司 氏

テーマ①プロトタイピングの方法
新規事業アイデアの仮説検証の方法として、「当初から大きな投資をせず、できるだけ作らずに検証すること」をポイントとし、段階的に仮説検証を繰り返しながら解決策を検討するプロトタイピングの考え方と具体的な方法論についての講義からスタートしました。


まずは高知県オープンイノベーションプラットフォームで公開している「競馬場における放馬の早期検知」の課題を事例として、プロトタイピングの考え方を解説しました。


その後は新規事業開発の経験が少ない方でも「段階的な仮説検証」の方法が学べるよう、「競馬場における放馬の早期検知」の課題を題材に、具体的なプロトタイピング事例を解説しました。さらに、研修で学んだ内容について理解を深めるために個人ワーク・グループワークを行いました。

参加された皆さまが積極的にご発言され、予定していたワーク時間を超えるほどの活発な議論の場となりました。


テーマ②ビジネスモデル・マネタイズ
研修の後半では、ビジネスモデルとは何かを理解するとともに、収益の上がる事業を構築するための「価格設定やマネタイズモデル設計のポイント」についての講義を行いました。


改めて「ビジネスモデルとは何か」について解説した上で、収益の出る事業を構築する上で重要な価格設定のポイントやマネタイズモデルについての講義を行いました。


そもそもビジネスモデルとは何を指すのか、ビジネスモデルを考えるとはどういうことなのか、価格設定の方法や課金モデルについての具体的な考え方を解説しました。


実際の商品を事例に、良い商品を作るということと収益が上がるということが必ずしも一致せず、良い商品を作ることを前提としつつもビジネスモデルの検討が不十分な場合に収益が上がらなくなること。価格設定においては「理論上の最高金額をつけることからスタートする」というポイントを理解いただきました。

個人ワークやチャットでの意見交換も行い、参加者それぞれが自社の新商品・サービスの価格設定について理解を深めました。


今回の新規事業開発セミナーでは、プロトタイピングの手法とビジネスモデル・マネタイズの2つのテーマについて、そのポイントを理解いただきました。

高知県オープンイノベーションプラットフォームで解決策を募集している課題に取り組まれる際には、課題提供者へのヒアリングや県内外の企業様とのプロジェクト組成支援、新事業開発のハンズオン支援等のサポートをさせていただきます。

会員の皆さまが、新たな製品の開発を効果的に行えるように、今後もご支援を継続していきます。

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