2020.10.08
高知県オープンイノベーションプラットフォームの課題説明会を開催しました！
9月23日（水）、24日（木）に高知県オープンイノベーションプラットフォーム課題説明会を開催し、県内外の高知県IoT推進ラボ研究会会員（以下、「ラボ会員」）の皆さまにご参加いただきました。課題提供者の事業者から、課題が発生している現場の様子を直接お聞きし、参加されたラボ会員からは自社の技術や知見を生かしたアイデアが飛び交っていました。
●課題説明会当日スケジュール
第1部は課題提供者にご参加いただき、参加されたラボ会員と課題についての意見交換を実施し、第2部はマッチング会と題して、ラボ会員が３つのグループに分かれて課題の解決策やどのような技術が必要かを話し合いました。
＜第1部：課題説明会 ＞
課題説明
課題当事者との意見交換
＜第2部：マッチング会＞
マッチング会（解決策についての意見交換を通じた相互理解）
参加者同士の名刺交換会
●初回9月23日のテーマは、酪農場における「子牛の健康管理の効率化」と「設備異常の早期検知」
子牛の健康管理は、人間の乳幼児と同じくらいデリケートなものです。体温や心拍数、ミルクを飲む量や餌を食べる量を参考に健康状態を確認しています。今回、課題を提供いただいた川渕牧場様では、体温や心拍数を測定するために子牛を捕まえるにはかなりの時間と労力を要しているとのこと。体調が悪い子牛を早期に効率よく発見して治療を行うことで、死亡率を下げたいという課題がありました。
説明会の動画と課題説明書はこちらのラボ会員専用ページよりご覧ください。
https://kochi-oip.jp/project/261/
●9月24日のテーマは、「競馬場における放馬の早期検知」
「放馬」とは、競走馬が人の手を離れて逃げてしまうことを言い、レース中だけでなく、調教中や馬房（馬が一頭入る馬屋）にいる時でも起こり得ます。課題提供者の高知県競馬組合では、放馬発生後に関係者に通報するシステムを導入したものの、人間が放馬に気付くまでのタイムラグがあることが課題として残っているとのこと。サイレンのような大きな音や花火のような強烈な光は、馬にとってストレスの原因になるため放馬の対策には使えないとおっしゃっていました。
説明会の動画と課題説明書はこちらのラボ会員専用ページよりご覧ください。
https://kochi-oip.jp/project/272/
●「オンライン×会場」で、新たなアイデアと技術が出会うマッチング会
説明会の後、会場参加のラボ会員がパソコンを囲んで、画面の向こうのオンライン参加のラボ会員と一緒に自己紹介をするところからマッチング会がスタート。グループを組み替えて2回のセッションを行い、時間の限り多くのラボ会員との意見交換を実施しました。説明会で示された課題を解決するために自社のどんな技術やリソースが役立つのかを真剣に議論され、様々な課題解決のアイデアが出ていました。
●「課題説明会のその先へ！」解決策を検討されたいラボ会員に次のステップをご用意しています
継続して課題解決策を検討されたいラボ会員には、協業パートナー探しの支援、課題当事者へのヒアリング、解決策の実証実験のサポート及び新規事業開発のハンズオン支援などを行っていきます。課題説明会終了後、早速、多くのラボ会員より継続して解決策を検討していきたいというご連絡をいただいています。
●まとめ
課題説明会にご参加いただいたラボ会員にとっては、それぞれ新たな出会いと発見があったのではないでしょうか。高知県の事業者の課題解決をきっかけに、新しい製品やサービスを生み出していただけるよう、引き続きプラットフォームの運営側としても尽力させていただきます。今後も定期的に課題説明会を実施予定です。ご参加をお待ちしています！
●今後の予定
◼︎「製紙工場における異常品検査の効率化」
10月13日（火） 13:30 – 16:30 高知市内、オンライン
詳細ページ：https://kochi-oip.jp/event/20200929/1013/
◼︎地域プロスポーツチームのマーケティング力強化と指導力強化
10月21日（水） 13:30 – 16:30 高知市内、オンライン
詳細ページ：https://kochi-oip.jp/event/20201006/1021/
これ以降の説明会の情報はホームページのイベント情報ページにて順次公開予定です。
https://kochi-oip.jp/event/
●ラボ会員登録はこちら
【登録ページ】
https://kochi-oip.jp/register
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